文字を書く

文字を書くことに疲れてしまった。

ほんの一年前までは自分の思ったことを文字に書いて、日記にして、妄想を小説にして黒歴史を生み出していたのに、最近めっきりその機会が減ってしまった。

綺麗な文章を作ろうと一生懸命になりすぎている気がする。

人に見せるもの見せないもの関係なく、綺麗な文章でないといけないと思ってしまう。

そうした方が自分の頭の中もすっきり整理できるからだ。

最近はどうだろう、文字を書く前に頭の中で整理して、整理しまくって結局わからなくなるか、整理し終わってアウトプットがめんどくさくなって終了する。自己完結。

自己完結して満足ならそれでもいいんだけど、次は承認欲求が出てくる。友達でもいいけど、愚痴や弱音は何も知らない第三者がいい。心配してほしいけど気を使って欲しくないから。そういうときのSNSってほんと便利だよね。

なんでこんな文字を書くのが億劫になったのかなっておもったら、仕事を始めたからかなっておもった。

仕事を始めてから、もっと自分の意見を自分から発した方がいいと言われている。特に弱音。

でも上司だし、自分で悪いところは分かっているし、支離滅裂なこと言ってると思うし、弱音吐くなんてダメだって気持ちが前に出るし、情緒不安定になるし、ちゃんとわかりやすく、簡潔に伝えなきゃと思ってしまうのだ。そうなるとまず自分の中で整理して、自分が言いたいことを自分が理解して、ようやく相手に伝える。それか自己完結で終わる。よくない。

よくないとは思っていても、思った感情をそのまま伝えるって難しくない？上手に相手に瞬時に伝える国語力は持ってない。感情をぶちまけるほど子供じゃない。

弱音は置いといても報連相が第一の社会。簡潔かつ明確な情報を伝える作業、それが私生活にも出てきている。いい事だけど、私の場合ぐるぐる頭が回るからよくない。

せっかく書いたしもったいない精神と、承認欲求のかたまりでネットに晒す。思いついたまま文字を起こすのはやっぱり楽しい。なるべくそのまま残したいけど、三回くらい読み直した。